老若男女問わず、ダイエットについての悩みは尽きません。
時代によって流行がコロコロ変わるダイエット方法。
最近では「ファスティング」という言葉をよく耳にすることが多いものの、いまいち理解できていない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「ファイスティング」のやり方や効果について分かりやすく説明します!
―ファスティングとは?
ファスティングとは、いわゆる「断食」のこと
です。英語の「Fast=断食する」が由来となっています。
昔は宗教上の修業で行われていたものがダイエットに効果があると注目を集めたのがきっかけ。
ファスティングは絶食とは異なるため、何も食べれないダイエット方法ではありません!
固形物の代わりに、体に必要な栄養素をとるための専用ドリンクを併用する方法が多く行われています。
コールドプレスジュースを取り入れたジュースクレンズや酵素ドリンクを使ったミネラルファスティングなどなど、さまざまなファスティングがあります。
―ファスティングのやり方について
おもにファスティングには3つのステップで進めていきます。
01. 準備期間
ファスティング中は固形物を食べれないので、食べないことに慣れるウォーミングアップ期間です。
人それぞれですが、基本ファスティングの2.3日前からスープや発酵食品など消化によいものを意識します。
油ものやアルコール、カフェインなど消化を遅らせるものは避け、サプリメントも控えた方がよいでしょう。
02. ファスティング期間
固形物は食べず、1日2リットル以上の水分を摂ってください。
栄養不足にならないように、コールドプレスジュースや酵素ドリンクを飲みながら行いましょう。
飲むタイミングは特に決まっていないので、いつもの食事時間、空腹を感じた時など、好きなタイミングで飲んで大丈夫です。
ファスティング期間は無理のない日数で計画しましょう。基本は1日~5日間行います。
無理して長い期間行って体調を崩すと良くないので、最初は短期間から始めて徐々に期間を延ばしていくことをおすすめします。
食生活以外の過ごし方に特に決まりはございませんが、摂取エネルギーが少ない期間なので過度な運動は脱水症状などの原因となります。
ヨガやピラティスなど軽めの運動は問題ございません。
03. 回復期間
徐々に通常の食事に戻していく回復期間は、とても重要な期間です。
ファスティング期間を経てしっかり休んだ胃腸は、とてもデリケートな状態です。
一気に通常の食事に戻すと胃腸に負担がかかり、からだの不調やトラブルに繋がります。
回復時期1日目はスープやおかゆなど流動食に近いものから始めましょう。
徐々に野菜やフルーツ、うどんなど固形物を食べ、効果的な回復食を正しくとるようにしましょう。
実践期間中に体調が優れない場合には、すぐに中止し、回復期間に移行してください。
やり方を間違うと体調不良の原因となりますので、正しい方法で行いましょう!
―ファスティングにはどんな効果があるの?
固形物を摂取せずに常に働いている内臓を休めることで、デトックス効果が高まります。
デトックスとは、体にたまっている毒素や老廃物を排出することです。
排出することで疲労回復やむくみの改善、生活習慣の予防などが期待できます。
私たちは通常食べ物から得るカロリーからエネルギーを作り出していますが、ファスティングは固形物を食べないため、摂取カロリーが抑えられます。
脳やからだを動かすためのエネルギーを作り出すために、体内に蓄積された脂肪や筋肉ががどんどん分解されることでダイエット効果が期待できます。
腸内環境の不調は、肌荒れを引き起こします。
ファスティングは固形物を食べないので、腸内環境が生まれ変わり、お肌がきれいになります。
①で述べたようにデトックス効果の影響でむくみが改善。③で述べたように美肌効果の影響で吹き出物やシワがなくなるためアンチエイジング効果が期待できます。
ファスティングにより腸内環境が整うことで、免疫がアップします。
―ファスティングはこんな方におすすめ!
- きつい運動をせずにダイエットしたい方
- からだに溜まった毒素、老廃物を排出したい方
- 便秘の方
- 免疫力をアップさせたい方
- むくみが気になる方
- 最近老けが気になっている方
- からだをリセットしたい方
―ファスティングを控えるべき人
短期間であっても固形物を控えるファスティングはからだに負担がかかるので、控えた方が良い人もいます。
・通院中や服薬中の人
固形物を控えているので、薬の吸収率が高まり副作用を引き起こす可能性があります。
・脳卒中や心筋梗塞の経験がある人
・内臓や血管に病気のある人
ファスティングを行うことでからだに異常が出る可能性があります。
・15歳以下の人
成長期の子どもには栄養が必要不可欠です。
栄養不足は、発育に影響が出たり、感染症の原因になります。
・65歳以上の人
栄養不足に陥ると体調不良になる可能性が高いです。
骨折や病気を引き起こす危険性があります。
・妊娠中・授乳中の人
栄養不足に陥ると胎児の成長に影響が出る可能性があります。
貧血や骨粗鬆所の原因にもなります。
・BMI18.5未満の人 ※BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
栄養失調になる可能性があります。
―ファスティングについてのまとめ
ファスティングは無理せず、自分にあったやり方で行いましょう。
正しい方法で行わないと、かえって体調不良を引き起こしてしまいます。
初めは短期間から始めて、徐々に期間を延ばしてからだに慣れさせることをおすすめします。
ぜひあなたもファスティングにチャレンジしてみませんか?