ROOTS

成分からパッケージまでとことんこだわり抜いたブランド『NEMOHAMO』をつくっている会社「ビオスタイル」さんにインタビューしました。

otane

みなさん「オタネニンジン」をご存知ですか?

日本で和漢として古くから重宝されているオタネニンジン
根は、ジンセノサイドという有用成分を持ち、 弾むようなハリや潤いに満ちた肌へ導いてくれるなど、肌にうれしい効果が凝縮されています。

今回は、対馬の契約農家にて農薬不使用で育てられた3年もののオタネニンジンの、ひげ根も葉も茎も花も、あますところなくエキス化することに成功したオーガニックコスメNEMOHAMO』をつくられている「ビオスタイル」さんにインタビューしました。

―ブランドを設立した経緯(きっかけ)を教えてください。

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私たちは京阪ホールディングスの100%グループ会社です。

京阪ホールディングスは2020年で創業110周年を迎えました。
次の100年間もお客さまに愛される企業になるための長期的な経営戦略として、人々の共感を生む事業を展開するための「共感コンテンツ創造」という方針が生まれました。

お客さまのくらしの価値を高めると同時に、環境をはじめとする社会課題の解決にも寄与する商品・サービス・事業の創造に取り組み、共感され、選ばれるための事業戦略の中、本当に効果のある化粧品を作ろうという想いで生まれたのが『NEMOHAMO』になります。

―ブランド名の由来はなんですか?

NEMOHAMO

NEMOHAMOは、生ある植物のちからを最大限に引き出すために、植物の根も、葉も、茎も、花も、実もまるごと配合していることが特徴なので、『NEMOHAMO』となりました。

植物には、根があり、茎があり、葉があり、花が咲き、実もなります。
厳しい自然環境で逞しく生きていくためには、どの部位も欠かすことは出来ません。

私たちは、植物が生きるために持っているちからを、そのままお肌へ活かすために、植物まるごと(全草)をエキス化・配合しております。

―商品づくりで大切にしていること、こだわりは何ですか?

植物まるごとのちからを最大限に生かすために、オタネニンジンまるごとを配合していることや、土づくりから原料を作っていることなど、植物のちからを生かすための徹底したものづくりを大切にしています。

-For Beauty-

お肌の美しさのために、植物まるごとのちからを最大限に生かします

Nature

  • 植物まるごと(全草)を配合
  • 植物の栄養分を壊さない低温真空抽出によるエキス化
  • 水を一滴も配合しない化粧水(高濃度植物生体水配合)
  • 必要以上に人の手を加えない自然栽培
  • 植物のちからが最も引き出される旬の時期に収穫

職人と呼べるパートナーによる、植物のちからを最大限に引き出すための数々のこだわりの製造方法で、本当にお肌に良い品質をお届けします。

土壌から化粧品になるまで、責任を持って製造します。

soil

私たちの化粧品は土づくりから始まります。
有機JAS認証を取得した里山に自社農園を所有し、土壌から栄養分を豊富に蓄えた植物の状態を見極め、丁寧に収穫して、化粧品にしています。
また、原料から製造工程・販売まで、可能な限りプロセスを確認し、明らかにすることで、製品を保証します。
ポリシーとして、表記の義務がないキャリーオーバー成分もあえて全成分表記に記載しています。

天然成分のみで最良の品質をめざします。

nature03

天然成分のみで肌への優しさと効果のどちらもが叶うベストバランスの処方設計をしております。
キャリーオーバーを含め、石油由来成分を一切使用せず、防腐剤、界面活性剤も天然由来成分100%で、畑から製品になるまで一貫製造することにより、抽出溶媒すら石油由来原料ゼロに。

-For Sustainability-

製造において、自然環境への負荷を可能な限り与えません。

Nature02

化粧品の材料がすべて自然由来成分であり、製造工程において排水や排煙を一切出さず、自然環境に与える負荷がありません。
エキス抽出後の残渣や、余った原料、古くなった原料も里山に還し、堆肥として再利用。
また、製造工場のエネルギーは100%再生可能エネルギーを使用しております。

可能な限り、環境配慮をした資材を使用します。

container

容器、化粧箱、輸送箱には可能な限り環境配慮を行い、リサイクルによるゴミ削減や、廃棄焼却時のCO2排出量に考慮した資材を厳選しています。

遺伝子組み換え原料は使用しません。

自然の生態系を壊さないよう、また、自然の恵みをそのまま活かすために、遺伝子組み換え原料は一切使用せず、遺伝子組み換えも一切行いません。

-For Society-

国産原料の使用・国内製造を積極的に活用します。

Domestic raw materials

地産地消、産地支援に根ざし、持続可能な経済成長を目指すために、積極的に国産の原料を使用します。
京都市京北の「循環型農林業」を行っている杉乃精のクロモジ精油を商品に賦香。
また、製造の一部を障がい者支援施設みどり園に委託しております。

動物を犠牲にしません。

動物実験はしません。動物福祉に配慮した原料、試験内容を徹底します。

―ブランド設立後、大変だったことや悩んでいることはありますか?

ブランドがローンチしたのが、2019年12月。
すぐにコロナ禍となり、直営店のある京都のGOOD NATURE STATIONが休業。
急遽オンラインシフトにするも、お客様にNEMOHAMOの魅力を伝えることが本当に難しかったです。

NEMOHAMOの魅力はキープラントのオタネニンジンや、植物の美容成分を大切にしている製法や、サステナブルへの取り組みなどと豊富にあります。
また、植物まるごとを感じるテクスチャーや香りは実際に触れることで体感していただけることです。

しかしながら、直営店は京都に1店舗ということもあり、お客様に体感いただける場所が少ないことが悩みとなります。
オンラインストアでも勿論販売しておりますが、まずは直接手にとっていただきたいです。とても良いと思っていただけるかと。

―最後にみなさまへ伝えたいこと。

NEMOHAMO02

NEMOHAMOは植物の力を通して、人の肌も心も強く美しくすることを根本に考えています。
日常生活でも、植物はとても力を持っていると実感します。
花をもらうと嬉しくなり、自然の中に身を置くと心が浄化したり、自然の香りを嗅ぐとリラックスする。
そうした植物の力でお客様の肌や生活を豊かにしていきたいと考えています。

本当に効果のあるオーガニックコスメ」だと自負しておりますので、まずはNEMOHAMOをお試しからでも使用していただきたいです。
きっと植物まるごとの力をご体感いただけると思います。