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オーガニックコスメとは?お肌に良さそうだけど実際のところは?オーガニックコスメの意味と選び方を徹底解説!

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オーガニックコスメと聞くと、「肌によさそう」「刺激が少なそう」など、なんとなくポジティブなイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

しかし実際のところは、オーガニックのなにがいいのか、そもそもオーガニックとはなんなのか、オーガニックの本質はまだまだ浸透していないのが現状です。

今回は、オーガニックコスメが気になっている方に向けて、「オーガニックとは」「正しいオーガニックコスメの選び方」をご紹介します。

オーガニックとは?

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「オーガニック」とは、日本語で「有機」という意味。

化学肥料農薬などを使用せず、太陽・水・土壌・生物などの自然の恵みを生かした栽培・加工法を指します。

ケミカルな力に頼るのではなく、自然が持つ有効成分で肌本来の力を取り戻すことを目的としているのがオーガニックコスメの特徴です。

ただオーガニックコスメは、なるべく手を加えずに自然の力をダイレクトに肌に届けるため、人によっては刺激と感じたり、成分が肌に合わなかったりすることも。

「オーガニック=低刺激」というイメージを持つ方も多いと思いますが、すべての人の肌に合うわけではないということを覚えておきましょう。

オーガニックコスメの選び方

一口に「オーガニックコスメ」といっても様々なブランドがあり、店頭には商品がずらりと並んでいて、どれを選べばいいか分からなくなってしまいますよね。

自分にぴったりのオーガニックコスメを選ぶためのポイントを3つご紹介します。

1.認証マークをチェック

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残念ながら日本はオーガニックへの認識が海外よりも甘く、オーガニックコスメを認証する機関がありません。

そのため、オーガニック成分が全体のたった1%入っただけで「オーガニックコスメ」と謳われている商品もあります。

海外には厳しい基準を設けた認証機関が数多く存在し、国内のコスメブランドの中にも、海外の認証機関によるオーガニック認証を受けたものは存在します。

代表的な認証機関

  • ECOCERT(エコサート)
    1991年にフランスで設立。80か国以上で検査を実施しており、国際有機認定機関としては世界最大規模の団体です。
  • USDA
    アメリカ合衆国農務省(日本でいう農林水産省)の略称。世界で最も厳しい認証だと言われています。
  • ACO
    2002年にオーストラリアで設立。もともとは食品向けの認定を行っていたため、化粧品などにも口に入っても安全な食品レベルの基準が求められます。
  • ATRUE(ネイトゥルー)
    2007年にベルギーで設立。製品の製造方法、環境保護、動物保護に関しても厳しい基準を設定しています。

認証マークがついているコスメであれば、“厳しい基準をクリアしている”ということ。

安全なオーガニックコスメを選ぶ、ひとつの指標となります。

内部リンク:オーガニックコスメ認証って?認証を受けている方がいいの?主な認証団体や認証基準を紹介!

2.原料をチェック

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いくらオーガニック認証を受けているからといって、使用されている原料が自分の肌に合うとは限りません。

オーガニックコスメは植物成分が濃厚なため、植物アレルギーがある方は原料をしっかりと確認しましょう。

肌に良いイメージのある「ハトムギ」や「アロエ」も、人によってはアレルギー反応を起こすことも。

かぶれや赤み、かゆみなどが生じることもあるので、購入前にサンプルでお試ししたり、パッチテストを行って肌への反応を確認するのがおすすめです。

3.産地や製造地をチェック

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海外産のオーガニックコスメにはオーガニック認証機関の認証を受けているものが多いため、認証済みのコスメを探しやすいというメリットがあります。

一方、国内産のオーガニックコスメは日本人の肌に合わせて作られているものが多く、肌に馴染みやすいものが多いです。

また、日本製の商品の方が親しみが沸くという方も多いのではないでしょうか。

国内産と海外産どちらが良いというわけではないため、認証マークや原料に問題がないという方はブランドコンセプト好きなパッケージなど、自分が気分が上がるものを選ぶのもいいかもしれませんね。

肌にも地球にもやさしい選択を

使い続けるほどお肌にも環境にもやさしいオーガニックコスメ。

植物の力で肌本来の働きが引き出される感覚は、きっとケミカルなものでは味わえません。

すべてのコスメを一気に変えるというのはハードルが高いかもしれませんが、どれか1つ変えるだけでもオーガニックコスメの魅力に気付くのではないでしょうか。

あなたのお気に入りの商品が見つかりますように。