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日本で認められている食品添加物は約830種類!危険なのはどれ?

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そもそも食品添加物はなぜ必要なの?

食品添加物とは、食品を作るときに、加工や保存のために加えるものです。

そもそも、なぜ食品添加物が使われるのでしょうか?

さまざまな理由がありますが、大きく分けると次の3つの理由が挙げられます。

1つ目は、保存性を高めるためです。

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食品はそのままでは、腐敗が進みます。

食中毒などのリスクを避けるために、保存料が使われるのです。

2つ目は、おいしく感じさせるためです。

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味覚、食感、色など、人がおいしいと感じる要素はさまざまです。

おいしさをダイレクトに伝えるために甘味料や油、塩、化学調味料などが使われることがあります。

また、パンをふわふわにする、肉をジューシーに仕上げる、コシのある麺にするなど、食感を良くするために添加物が使われることも多いのです。

このほかにも、おいしそうに見せるために着色料を加える、フルーツなどの良い香りを作り出すために香料を加えるなどの工夫も行われています。

3つ目は、栄養価を高めるためです。

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ビタミンやカルシウム、葉酸、アミノ酸など、さまざまな栄養素を加えて、栄養価が高いことをセールスポイントにしている食品はめずらしくありません。

食品添加物は危険なの?

保存性を高める、おいしくするなどの役割がある食品添加物

しかしアレルギーやガンの原因になるなど、危険性も話題になっています。

実際はどうなのでしょうか?

食品添加物の使用は、食品衛生法という法律によってルールが設けられています。

管轄しているのは厚生労働省で、安全であると確認された添加物しか使用できません。

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また、添加物が健康に悪影響を及ぼさないか、動物実験を行って科学的に評価しています。

さらに、一日に摂取しても安全と考えられる許容量も調査し、使用基準や使用量についても決まり事があります。

このように、安全には十分に注意されているので、添加物=毒物というわけではありません。

私たちは古代から、食品の保存性を高めたり、おいしくするために、さまざまな添加物を使ってきました。

保存性を高めるために塩漬けにする方法は、古くから行われているポピュラーな手法です。

また、サツマイモを美しく仕上げるために使われるクチナシ、豆腐を固めるためのニガリ、保存力を高めながら美味しさも加える塩麹などなど、伝統的な食文化として天然の添加物は、1,000年以上も前から活用されてきたのです。

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添加物がすべて危険とはいえません。

しかし、だからといって添加物にリスクがないわけでもないのです。

安全と認められているものであっても、食べ過ぎれば体に悪影響を与えるでしょう。

また、添加物自体は安全であっても、他の物質と結合して危険な物質に変容する可能性もあります。

特に、化学的に合成された添加物は、注意した方がいいといわれています。

安全な食品添加物の見極め方は?

日本で販売されている食品に使われている添加物は、厚生労働省が認めたものなので、すぐに悪影響が出るとは考えられません。

しかし、リスクが高いのでは?と考えられる添加物もあります。

例えば、着色料では赤2や青1、黄4などナンバーが付いているもの。

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これらは化学合成されたタール系色素です。

発がん性や、アレルギーなどの危険があるのではないかと懸念されています。

このほかにも、カット野菜などに使われる殺菌料の次亜鉛素酸Na、漂白剤の次亜硫酸Na、決着剤のリン酸塩などなど、不安視されている添加物は、数え上げればキリがありません。

加工食品は一切購入しないという食生活でない限り、添加物とは縁が切れないでしょう。

しかし、仮に加工食品は食べないとしても、自然物である野菜などにも、発がん性が疑われる物質は含まれています。

例えば、青々としたほうれん草に、亜硝酸が含まれているのはよく知られていることです。

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また、野菜の栽培には化学肥料が使われています。

輸入牛肉は飼料に成長ホルモンの使用が許されていますし、輸入果物に使われている防かび剤も人体への害が懸念されています。

そして、遺伝子組み換え作物もリスクが心配される食品です。

大豆やとうもろこし、じゃがいもなどの作物が原料の場合、ほとんどの商品に「遺伝子組み換えではない」と表記されています。

このため、安心して購入できるのですが、「微量の遺伝子組み換え作物は表記しなくても良い」とされているのをご存じでしょうか。

たとえ主原料が遺伝子組み換え作物ではなくても、添加物のコーンスターチや大豆レシチン、ビタミン類などに遺伝子組み換え作物が使われている可能性もあるのです。

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このように、食品の危険性を考えていけばキリがありません。

一体何を食べればいいの?と頭を抱えたくなるほどです。

加工食品であれ、天然の作物であれ、私たちの体内に入ってくる食品にはリスクもあるのです。

とはいえ、1つの食品を大量に食べ続けるなど、極端な食生活を続けなければ、これらの害はあまり意識する必要はないといわれています。

例えば、天然の保存料である塩。

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私たちが生きる上で不可欠な栄養素ですが、塩分の取り過ぎは高血圧などの疾患の原因となることはよく知られています。

政府が安全性を確認している食品添加物であっても、取り過ぎはよくありません。

添加物のリスクを避けるために、購入時に材料表記をよく確かめて、多種類の添加物が含まれているものは購入を控えることをおすすめします。

現在、厚生労働省が使用を許可している添加物は、約830種類もあるのです。

これら全ての安全性が認められているのですが、中にはメーカーが低コストに抑えるために、安価で作れる科学合成物が含まれているかもしれません。

安全のためには、「なるべく加工食品を避ける」「偏った食事をやめて、バランスの取れた献立を心掛ける」ことが大切です。

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でも、多忙な現代人にとって、加工食品を一切食べない生活は、困難を極めるでしょう。

コンビニのお菓子やおにぎり、スーパーの惣菜やお弁当、インスタント食品、カレーやシチューのルウ、調味料など、食品の大半に添加物が使われているからです。

極端なことをいえば、マヨネーズやケチャップ、醤油などの調味料も手作り、カレーやシチューもルウから作るといった生活をしない限り、私たちは知らず知らずのうちに食品添加物を日常的に摂取しているわけです。

安心して食品を摂取するために、何種類もの添加物が含まれているものを避けるなど、自分なりの基準を設けることをおすすめします。

また疑問に思うことがあれば、厚生労働省や食品安全委員会などのホームページで調べてみるのも良いでしょう。

種類が多くてわからない、調べるのが面倒くさいと言う方は、「何であれ、多量に摂取するのは危険」であることを頭に入れておきましょう。