仕事や家事、育児で疲れた身体を休ませるのはとても大事なこと。
身体を休ませるには睡眠が一番!睡眠は私たちの生活の中でも重要なものなのは皆さんもご存知ですよね。
そんな重要な睡眠ですが、身体にあった寝具を使ってみると睡眠の質が向上して、いつもより疲れが取れちゃうんです!
中でも、自分の身体にあった「いい枕」を使うと疲れがよく取れて快適な目覚めを手助けしてくれます。
でも、いい枕って言われてもどれがいい枕かわからないという方は少なくないかと思います。
そこで今回は「いい枕」とは何かご紹介させていただきます♪
枕が身体に合っていないとどうなるの?
そもそも枕の役割とは何か考えたことはありますか?
枕は、睡眠時の頭や頭を支えている首や肩の負担を軽減するものです。
そのため、身体に合っていない枕を使用していると、朝起きた時に首回りや肩が疲れてしまいスッキリとした目覚めから遠ざかってしまうのです!
ひとこと枕が合っていないといってもその状況は2つ考えられます
・枕が高すぎる
・枕が低すぎる
状況が異なると、症状も異なるので一緒に見ていきましょう♪
枕が高すぎる時
この状態で仰向けで寝ていると、頚椎が急なS字カーブを描いたり筋肉への負荷がかかりやすいです。
そのため、使用している枕の種類によって痛みや張りが首や肩、背中周りに起きることもあります。
また、枕が高すぎると気道が狭くなって口が開いた状態になりやすいです。
そこから、睡眠時の口呼吸やいびきに繋がってしまうので注意が必要になります。
口呼吸は喉の乾燥、いびきも習慣的になると日中に眠気を感じやすくなったり将来の病気に繋がってしまうので対策が必要なのです。
さらに、首が前傾になるので「ストレートネック」になる恐れもあります。
ストレートネックは肩こりだけでなく、頭痛や手のしびれも引き起こす原因にもなりますので自分にあった枕を選ぶことが大切なのです。
枕が低すぎる時
対して、枕が低すぎる場合はどうでしょうか?
こちらも頚椎や筋肉に負担をかけてしまうため、首元や肩などの筋肉に負荷をかけてしまい、起床時の疲労感や不快感に繋がってしまいます。
さらに、枕が低すぎる場合はそれだけでなく、顔のむくみが起きることがあるのです。
どうしても頭が低くなるので頭部に血液が溜まりやすくなります。
その状態が一晩中続くので、顔がパンパンにむくんでしまうことがあるのです!
どんな枕が「いい枕」なの?
はじめに、寝る時の姿勢がどうなっていたら身体に負担をかけずに眠れるのでしょうか?
それは、頚椎が緩やかなS字カーブを描いている状態です。
この状態は、私たちが直立している時の姿勢と同じなのです。立っている時に、耳、肩、腰、膝、くるぶしが一直線に並んだ姿勢を「正常立位姿勢」と呼ぶのですが、その姿勢のまま寝られると良いとされています。
なので、「いい枕」とは横になった状態でもその姿勢をキープできるように補助してくれる枕のことを指します。
しかし、枕にもいろんな高さや材質、大きさなど種類があってどれを選べばいいか難しいですよね。
では、枕選びにはどういったポイントがあるのか一緒に見ていきましょう!
1.仰向け・横向きどちらにも合った高さの枕
人は睡眠時に寝返りをよくうつものです。
ですので、ご自分の寝返りに適した枕はとても効果的です。
中でも、仰向けに寝ても横向きに寝ても身体に力が入らない枕がベストです!
枕の中でも真ん中が低く、両サイドが高めなものがおすすめです♪
また、枕を使わずに仰向けに寝た際に、首の後ろとベット、あるいはマットレスの間に隙間ができるかと思います。
枕は、この隙間を無くし、自然としっかりとフィットした状態がちょうどいい高さとされているのです。
ですので、この隙間を感じることがなくぴったりと密着してくれる枕も大変おすすめです!
1-2. 枕と相性の合ったマットレスを使用する
隙間にピッタリとくっ付いてくれる枕は安眠に導いてくれますが、さらにその枕やご自身の体格に合ったマットレスを選ぶと快眠に近づけます!
枕とマットレスには相性があります。
それは互いの柔らかさや硬さによって決まるのです。
この相性が悪いと首元とベッドやマットレスに隙間が生じて疲れやすくなります。
この隙間をなくすためには
・硬めマットレスを使用している場合→低めの枕を使用する
・柔らかめのマットレスを使用している場合→高めの枕を使用する
ことで改善されます!
2. 自分が好きな素材の枕
次に枕の素材に注目してみましょう!
枕の素材はとてもたくさんの種類があります。
例えば
・羽毛
・ウレタン
・ポリエステルわた
・パイプ素材
・ビーズ など
もし、枕の高さが合っているのであれば、寝ていてリラックスができる枕(素材)でしたら実はなんでも大丈夫なのです!
ご自分に合った素材はなんだろう?と思いながら探してみると楽しいかもしれませんよ♪
ただし、睡眠中の肩や首の痛みにお悩みの方は体圧分散性の高い低反発のウレタンフォームがおすすめです。
3. 自分に合った大きさの枕
枕の大きさも大小さまざまありますよね。
枕が小さすぎると、寝返りの時に枕から落ちて目が覚めてしまったり、よく眠れなかったりと問題が起きがちです。
選ぶ際のポイントとしては、寝返りや横向き寝にもしっかり対応でき、肩先までカバーしてくれる枕がベストです!
頭が3つ分入るスペースの枕は理想とされています。
枕を購入する際は、実際に試してみて使い心地を確認するのがおすすめです!
補足:入眠時、枕以外の大切なところ
ここまで、いい枕や身体に合う枕はどんなものがあるか見てきましたね。
枕だけ変えても睡眠の質は十分向上するかと思いますが、睡眠前の習慣を見直してみるとさらに快適な睡眠を手に入れることができるのです。
ここでは、どんなものがあるかご紹介します!
眠る直前に夜食を摂らない
夜食のタイミングと入眠の時間の間隔が短すぎると、体内の温度が下がりにくくなるため眠りが浅くなります。
ですので、夕食は睡眠の3時間以上前に摂ることをおすすめします。
寝る前にベッドでスマートフォンなどを操作しない
眠る直前にスマートフォンを見たり、読書など頭が働くような行為をしてしまうと眠りにつこうとしている脳が冴えてしまうのでできるだけ、ベッドでは眠る以外の行動はしないで、電気を消してスムーズに入眠しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回ご紹介した「いい枕」の基準を参考にしていただいて、ご自身にピッタリな枕を見つけていただければとても嬉しいです♪